くまひよ、わーきんぐでいず

作ったものたちをちまちま載せるためのぶろぐ。

子供を叱るだけではなくて、その後に一緒に考えることがきっと大事

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我が子が加害者になるなんてありえない…

結構な割合の親はそう思っている気がします。私も子供が問題を起こすまではそう思っていました。それ以降は自分が見ていない場所では何が起こるかは分からないし、子供は育てたようには育たないんだなって思い知りました。

 

さて、本題です。

子供がクラスメイトを引っ搔いてしまいました。担任の先生からの連絡があり、状況なども伺いました。誰が悪いとは言えない状況ではありましたが、先に手が出てしまったのは自分の子供の方。先生はかなりきつく𠮟り、我が子は素直に謝りひとまずは仲直りしたようです。

それを聞いて先方に電話連絡をと思いましたが、相手の子は今年初めて同じクラスになる子で連絡先を知りませんでしたのでお手紙を書くことにしました。

そして手紙を書いている間に子供が帰宅しました。

 

紙に書いていけば、一緒に考えられる

まずは私の向かいの椅子に座らせ、状況を話してもらうことにしました。と言っても素直に話し始めるまで40分余り。先生から連絡があったよ。何か話すことはない?今日何があったの?などと投げるもだんまり。こちらも感情的にわーっと怒り散らすのは良くないと思っているわけで…忍耐です。

そして「いつ、だれが、何をして、どうしたのか」などの、話しやすい形に持って行ってようやく話をしてくれました。

その話を紙に書いていき、子供がひとしきり話し終えてから「これは良くなかったな、っていうところはある?」と聞いてみました。子供もいくつか答えたので、それを聞きながら、これからどうしたらいいかをまとめてみようと提案しました。

 

子供と話した今後どうするべきかのまとめ。

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今回一番の反省点は「相手を引っ掻いてしまったこと」だと子供は思っていたので

 暴力はいけない

という内容をまず書きました。

また、そのことのきっかけとして、言いたいことが言えずにとっさに手が出てしまったことだという話だったので

 何をして欲しいのか・また何故そうして欲しいのかを伝えるようにしよう

と言いました。例えばいきなり「じゃまなんだけど」と言われるよりも「うしろ通りたいからどいて欲しい」と言った方がいいね、というような話です。

そしてもちろん前の二つを前提として行動しても、何かしらで相手を傷つけてしまった時は

 謝ること

が大事、となりました。

 

さてこの後の二つですが、良く「自分がされて嫌なことはしない」という言葉を聞きますが、自分の基準で考えたらダメだと思うんですよね。嫌だと思うことなんて個人個人で違うのだから、こういうことは相手本位で考えていくのがベターなのだと思います。

そんな話をうちでは良くしているので、子供からもこの内容の発言が出ましてちょっと嬉しかったです。

 自分がされて嫌なことはしない

 人がされて嫌なことはしない

 嫌かな?と思ったことはしない

 

この話の後に一回嫌だと言われたことはしないという話にもなりました。

 

反省って何だろう?

反省しなさい!という発言はよく聞くけど、反省って何かって話はあんまり聞かないような気がしました。

最後に「反省っていうのは何だと思う?」と聞いてみました。すると「ごめんなさいっていうこと?」との答え。

「それは謝罪っていうんだよ、あやまるっていうこと」と伝えもう一度考えてみようと話したら「今度からはこういう風にしないようにするってこと?」と言われました。

「今回、自分のしてしまったことの何が良くなかったのか・自分で考えてどうしたらいいかを提案してくれた、それが反省かな。」と伝え、とりあえず話し合いは終了しました。

 

思い付きでやったことではあるけども、紙に書いたことで後々振り返りも出来るから次に何かあった時も紙に書いておこうと思いました。

(次がないことが一番なんだけども!!!)