サンサーラナーガ2はいいぞ
サンサーラナーガ2とは
サンサーラナーガ2は1994年にビクターから発売されたSFC用ソフト。
私はファミコン通信を愛読していたので、桜玉吉がキャラクターデザインをしているという時点で購入を決めたようなものでしたが、これがとんでもない良作なのでおすすめしたい!したい!という訳で記事を書きます。
なおサンサーラナーガの方もとてもいいです!でも2の方が好き…
サンサーラナーガ2の推しポイント
これを軸に話そうかと思ったので、ポイントごとにまとめていきます。
キャラクターの可愛さ、コミカルさ
なんといっても主人公含め、キャラクターがちんまりしていて可愛いものが多いです。敵キャラもかわいかったりコミカルだったりするものも結構あったりして。
そしてシナリオでも重要なキャラでもあるアムリタの美しさ…。女性キャラは結構出てくるのですが(モブですが)、彼女だけ毛色が全然違います。
シナリオの重さ、悲しさ
主人公は孤児として育てられた竜使いの子供で、その世界の反逆者を追う旅に出させられる…という話なのですが、世界が8階層で8つの世界があるのです。そしてその階層世界は行き来できるわけではなくて1つの世界の終焉を見届けて移動するという感じ。
人の業とは、竜とは、輪廻とは、階層が上がるにしたがって自分のいる世界とは、を知ってしまう。知らなければよかったのか?はたまた知れてよかったのか?ずーんときます。
それから、二度と戻れない世界への通路には、必ず立ち食いそば屋の「はらたま」という店があって、スタンプが貯められるとかいう謎のサービスがあります。なんか重いのにこういうちょっとしたコミカル要素があるのもまたシュールでいい。水洗トイレを使ってワープするとか、通常のRPGではお見掛けしないもの。。。
あとエンディング後めっちゃ驚きます。
壊れる武器、成長しない主人公、成長する竜
この世界の武器は壊れます。お金も仲間もない序盤は泣きそうになります。そのうえ主人公は基本的に成長しません。階層が上がるとちょっとだけHPが増える、それだけです。
なので一緒に冒険をする竜をとにかく育てること、これが命題です。むしろこのゲームは竜を育てるゲームです。
最初は1匹だったのが子供を産んで3匹に増えるのですが、この出産イベント(役所のたらいまわし)や最初の離乳食期の大変さ!育児って大変なんだなー!!って思います。前作の獲物探しよりはまだまし…かも…ですが。
BGMのすばらしさ
色々書きましたが、これが!一番!おすすめしたい理由かもしれません。
どの曲も素晴らしいのですが、空中庭園が特にすごくて…もう聴くだけで感極まって涙が出てしまうような曲です。
サントラが欲しい!!!と思うのですがamazonやヤフオクでは常時3万5千円前後という超プレミア品なので入手できません…再販熱望です。
って思ったらサントラ発売してたー!視聴出来ます!
ただ昔発売したものの再販ではないんですねー残念。3500円に送料が820円もかかるので、買うかすごい迷ってます…(昔の音源の再録のなら5000円だって買うんだけどなー…
しかし
おすすめしたいポイントは裏腹に、おすすめできないポイントもあったりします。
それこそおすすめに挙げた武器が壊れるとか成長しないのも結構アレなんですが
- ゲームバランスが結構アレ(そして最後のダンジョンで投げたしたくなる)
- お使いイベントが多い
- ゲームボーイアドバンスで復活したけど、武器が壊れなくなってたりバランスが調整されていた(初めてやる人にはいいかもだけど…
…なんか人を選ぶゲームではあります。でもそれがいい!いいんですよ!
という訳で、switchあたりで復活してくれたら喜んで買うんですけどねー。SFCのシステムそのままの移植、してくれないかなー…!
この記事は以下のアドベンドカレンダーの企画記事でございました。
明日はmasakiさんが担当です!楽しみにしております!