くまひよ、わーきんぐでいず

作ったものたちをちまちま載せるためのぶろぐ。

今日、恋をはじめますを読んで、少女漫画の長期連載の醒め感について考えた

f:id:ichigotouhu:20160721165012j:plain

ちょっと読んだら面白かったので全部揃えてしまった…!

少コミね!中学生の頃読んでたわー懐かしいー!このちょっとだけえっちな感じのストーリー、強引だけどカッコいい男子、思春期の女子にはたまらないのではないでしょうか!(うちの中学生が今めっちゃ読んでいます…)

読後感は爽やかでした。一番良かったのは、主人公のつばきににイライラしなかったところ。常に真っ直ぐで、ちょっと天然で、やや空気も読まない、でも憎めない感じ。椿くんも最初はどうしようもない奴なんだけど、つばきと向き合ううちにどんどん最高の彼氏になっていく…最高かよ!

そしてこの15巻で完結という長さもちょうど良かった。主人公たちが高校入学で出会ってから、卒業してその先でどうなったかまでのお話。

主人公の親友、妹の恋愛も多少描かれてはいましたが、ストーリーの中での重要度は「そのエピソードがないとキャラが動かしにくいんだな」という時に出てくる感じでした。

さて。30代女性ならばご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、かつて恋愛カタログという漫画がありました。

私はこの漫画がとても好きだったのだけど、途中で読むのをやめました…(そして数年前に完結してるのを知って全巻購入した)

連載が長くなっていくと登場人物が増えてくると、主人公と彼氏を追いたいから読んでいるのに何故だかサブキャラのストーリーを読まされ続けていくことが多々あるのですよ。

そしてメインのストーリーが当然進まない。

君に届けもそう。もちろんサブキャラの動きによって主人公サイドに変化があったりとかならありなんです。けどそれをメインシナリオにどーん!と持ってきて数ヶ月とかそれだけ…みたいなのはきつい。なんの漫画を読んでるんだ…ってなる感じ。

あとはメインのシナリオに絡まるような「イベント回」はいいんですが(そのイベント回であったエピソードが存在することでストーリーに進展があるような感じ)、ただの引き延しみたいに感じるのもちょっとなー、と。

そういう意味でも、今回読んだ「今日、恋をはじめます」はひとつひとつのエピソードがいかされてた気がします。

それにしても、少女漫画ってたまらんね!